関屋 (源氏物語) (Sekiya (The Tale of Genji))

関屋(せきや)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。
第16帖。
巻名は逢坂関の関守が住む番小屋のこと。

あらすじ
光源氏29歳の秋の話。

源氏が帰京した翌年、常陸国介(元伊予国介)が任期を終えて、妻空蝉 (源氏物語)と共に戻ってきた。
石山寺へ参詣途中の源氏は逢坂関で、空蝉の一行に巡り会う。
源氏は懐かしさに空蝉の弟右衛門佐(元小君)を呼び寄せ、空蝉へ文を送った。
その後も二人は文を交わしたが、やがて常陸介が亡くなり、一人残された空蝉は継子の河内国守(元紀伊国守)の懸想を避けて出家した。

[English Translation]